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それでもまだ呑むのだ!

いわかんわかん?

最近観た某製紙会社のテレビCM。
元気な赤ちゃんが屈託のない笑顔で遊んでいる。
とてもほのぼのとする絵図らなのだがナレーション(ポスターでいうとキャッチコピー)
がちと気になった。

「この国の未来は赤ちゃんからはじまる!」

なるほど、一見(一聞?)なんとなく希望に満ちた雰囲気になるのだが、
ちょっと待って欲しい。
どうもボクにはこのフレーズが「もうこの国はどーしようもないから、あんたら、頼む!」
に聞こえてならないのです。

「こんな世の中に誰がした?」である。いわずもがなボクを含むオトナ達なのだが
「まあ、それは置いといて明るい未来の話をしましょうよ!」的なカルさに違和感を覚えるわけです。
確かに将来を背負ってたつのは子供達なんだけど、その前に年金問題、超高齢化社会など
いわゆる「負の遺産」を残したままそんな無責任なこと言っていいの?と。

概ね広告代理店あたりが「赤ちゃん=未来、希望の象徴!国の宝です!」的なプレゼンをしたのだろうけど広告主側からもボクのような意見はでなかったのだろうか…。
この会社は紙オムツ製品も扱っているので赤ちゃんを露出するのは自然なのだけれど。
細かい話をすれば一企業が「この国」というフレーズを使うことによって「国」という本来重い言葉のわりにはなんとも軽薄な感じがするのです。
※ このCMは特定製品のものではなく、企業イメージ的なものです。

もう1本。これは自動車保険のラジオCMなんだけど得意満面(ツラは見えませんが)に
「年間契約数ナンバーワン!」と謳っている。

ほう。人気があるのだね。じゃ、安心だ♡

と、思いがちですが(思わせたいのでしょうが)これもちょっと待って、なのです。
契約数が多いってことはそれだけ扱い事故件数も多いと予想されます。
担当者が充分足りていれば問題はないのだけれど、今の世の中、人件費削減、契約は増やせ、でヒトは足りない、一人あたりの担当件数はアップアップじゃないのか?
そんな状況でいざ事故ったときにきちんと粘り強く処理してもらえるのだろうか?

もっと穿った見方をすれば「契約切れても別にいいや。CMで新規バンバンくるし」
みたいなのが担当になっておざなりの対応されたら…。
つまり「年間契約数ナンバーワン!」を「ウリ」にするのはいかがなものかと…。

※あくまでボクの個人的な感想(妄想?)です。

この保険会社の名前は忘れましたが、もちろんまじめに誠心誠意対応している人もいるでしょうし、きっと会社もしっかりとした対応をしていることでしょう、と信じたい。

赤ちゃんも保険もボクの考えすぎ、穿った見方と思われる向きもあると思いますが
モノの見方、受け取り方というのは左様に人によってさまざまであります。

自分も間接的ではありますが「表現」に携わる仕事をしている端くれとして考えさせられる「違和感」でありました。



(2007年11月29日)

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