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図書館司書ケイトのであってしまったんだ備忘録

第29回 他生の縁@発寒商店街の古本市

先週の土曜日、発寒(はっさむ)商店街の無差別級古本市に出店しました。

急遽決定したゆえに、不忍ブックストリートのような一箱参加ではなく、
無差別級と命名されたプロアマ・拠出量問わずの古本市です。
発寒商店街春まつりの『一日だけ空き店舗のシャッターを開けよう!!!』
企画でもあります。

会場は、元仏具店。

店舗前

入り口で案内するのは今回の仕掛け人、『古本とビール アダノンキ』の
石山さん。

会場看板とアダノンキさん

こちらの屋号は『図書委員』

図書委員看板


ラインナップの一部はこんなふう。

ラインナップ

テーマは決めず、あ、バーキンのCDは色っぽい声が入っているヤツです。(売れました)
おまけには風船、鉛筆、消しゴムなどをご用意しました。
これは不忍の古本市で、小生が店主らと話をする糸口におまけのはたした
役割が大きいと感じたので提案したもの。事実、お子さん連れのお母さん
とお話するきっかけになりました。

そして、売り物とは別に佐藤泰志の資料ファイルを持参。

海炭市叙景ファイル

この『海炭市叙景』ファイルが、実にさまざまな方とのご縁を紡ぎ出してくれました。

まず、プロの出店者である書肆吉成さん―。吉成さんは京都のご友人のブ
ログから、「海炭市叙景」復刊の経緯を聞いていたそうです。小生が映画
化実行委員の一員であると知り、こんなところでとびっくりされていまし
た。

そして、吉成さんのブログの告知を見て来てみたという元書店員Nさん。
この街に越して来たばかりで知り合いもいず、部屋でぽつねんとしていた
のが思い切って出ていらしたと仰る彼女、実はあとでわかったのですが、
一箱古本市の仕掛け人である南陀楼綾繁さん編集の『書評のメルマガ』に
寄稿されていた方だったのでした(!)

それだけでもびっくりなのに、Nさんの元の勤め先ではなんとアダノンキ
の石山さんが修行していたことが判明(!)

だから何?って云われるとそれだけの話ですと応えるしかないのですが、
繋がるんです。こんなふうに人は、読書という個人的な体験からだって、
多くの人の手へ、何某かのバトンをおくることができる。

今回は小生の友人がフィンランドの弦楽器カンテレを持ってやって来て、
弾きながらの応援もしてくれました。(ついでに近くで開催されていた、
ワークショップの紹介もし、コミュニケーションとは持ちつ持たれつ)
すると見ていた吉成さんが口琴を鳴らしてみせてくれ、民俗談義にも花が
さきました。どんどん繋がる、どんどん拡がる好奇心―。

唐突ですが、自分がどうなりたいのか?を自問するとき、小生が思い浮か
べるのは目標ではなく、「夢」です。「夢」を実現させようとする自分に
「縁」は生まれるのだなと感じます。目標のために、人と繋がるわけでは
ない。そう。最近、人との「縁」について、よく考えるのです。以前は、
黙っていても向こうから伸びてくるのが「縁」なのだと思っていました。
いわば偶然の引力?
今は、それは違うな、と思っています。つくづく「縁」とは、こちらから
結びに行くものなのだと思う。そうして一度結ばれた「縁」は、なかった
ことにはできないものなのだとも感じています。

今回、一日限りでしたが、発寒商店街の空き店舗のシャッターが開けられ
ました。だから何?って思う人には「夢」がない。
小生は、空き店舗が営業しているさまを、シャッターが開いたからこそ多
くの方が想像できたのではないかと思っています。
そして、そこに集った人たちには何某か、「夢」の実現に繋がる「縁」が
生まれたと信じたい。

発寒の古本市は今後も開催されるそうです。生まれた「縁」をほかの場所
へも結びに行くつもりで、小生は密かに動きはじめています。

*編集部注
5月20日の更新日に本コラムをUPしておりますが、その後関係者より、著作権の関係上公開することを控えたい部分がある旨の連絡がありましたので、写真と本文の一部を変更削除いたしました。ご了承ください。


(2010年05月20日)

コメント(3)

うん、夢より大事なものなど無い。
・・・・・・・・・・・・・
出来たかどうかなんて問題じゃない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
向かっていければいい。。

札幌市内でも東方面在住の私、街を通り越して、西方面の発寒などへ行く機会はほとんどなかったのですが、この度は、この日午後から、琴似でカンテレワークショップがあったお陰で、カンテレ持参でそちらにうかがって、思いの外、カンテレ即興演奏まで、ちょっぴり聴いていただけて興味を示してくださる方もいらして幸い至極♪ ワークショップなければ、もっとゆっくりできたのに・・、出店されていたもの、いろいろもっと見たかったな~~、いやいや、ワークショップなければ、発寒まで来たかな?来たとしてもカンテレ持参してなかったよな・・・。あの日は、あのようなタイミングで
ああなることになっていたんですね、きっと(^^) 個人的には、今年は、やっと啓蟄を過ぎたくらいの氣分なんですが^^;;;、こうやってケイトさんやカンテレのお陰で、あそこでつながった「縁」もあたためつつ、のんびり私も動いて行こうと思います。 P.S.次回は、私も図書委員に入れて下さい(^^)実は、私も、往年の図書委員でした、へなちょこですが中学時代に。笑

申しわけありません。前へ前へと思いは向かい、コメントを読むいとまもない毎日をおくっていました。ひと月近くも経ってようやくここをチェック…。

>まこしさんへ

ありがとう。死ぬまで勝手に同志だと思っています。

>さらふぁいさんへ

図書委員でしたか。経験があってもなくても仲間です。
夢を胸に抱くひとはみんな。

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