行ってきました。4月25日夜、あけぼのアート&コミュニティセンターへ
栗コーダーカルテットを聴きに―。すばらしかった!!
栗コーダーカルテットは、主にリコーダーを演奏する四人組です。
メンバーはそれぞれ作曲も編曲も手がける多才な演奏家たち。
にも関わらず、彼らは脱力系バンドとしても名をなす確信犯です。
実は笛だけじゃない。ウクレレも、ギターも、ピアニカも、チューバも、
サックスも、ボウランも、口琴までも演奏します。
身近な楽器もマニアックな楽器もクラシカルな楽器も、まるで差別(?)
せずになに食わぬ顔で弾きこなし、モーツァルトとエルビス・プレスリー
と『鉄腕アトム』を【並列】にとりあげてしまうそのセンス!
いまではあまりに有名な、「やる気のないダースベイダーのテーマ」こと
スター・ウォーズ『帝国のマーチ』で大人を沸かせ、NHK教育テレビで
お馴染みの『ピタゴラスイッチ』で子どもたちを釘付けにする彼ら。
もう何百回となく聴いたはずの『カントリー・ロード』や、ビートルズの
『夢の人』が、あらためて美しいメロディであったことに気づかせてくれ
るのも、彼らの笛の和音の魅力です。
笛は、小学生にも吹けるとても身近な楽器です。一度はみんなが手にした
はず。しかし、そのシンプルな音色にとりつかれるのは、どうやら大人の
方なのかもしれません。クィーンの『ボヘミアン・ラプソディ』に笛で挑
もうだなんて!お墓の中のフレディー・マーキュリーも、さぞ驚いたこと
でしょう。真面目なんだか不真面目なんだか。でも、とにかくたのしい!
ライヴ後には、世の中すべてに「YES!」と応えたくなっている小生が
いました。リフレッシュとは、こんな体験のことを云うのかもしれない。
一緒に行った姪(トロンボーン吹き)のほっぺたが、ピンク色に上気して
いました。あぁ、器楽演奏が、こんなにも豊かなものであったとは!
今回会場となったあけぼのアート&コミュニティセンターは、さまざまな
年代の人達が、文化芸術に親しむことによってコミュニケーションを育む
場を提供する―という明確な意図をもって運営されています。
と、こう書くと難しいですね。が、それはつまり、アートを通じて幸せに
なろう!ということではないかと小生、思っています。
栗コーダーカルテットのライヴに【参加】したいま、初めてその意図を、
身体で理解することができた気がしました。ふと見わたせば―、老若男女
すべてがそこにいて、笑い、くつろぎ、さざめきあっていた会場―。
考えてみると、子どもも大人もご高齢の方々も、みんなが一緒に楽しめる
娯楽って今はなかなか思いつきません。
子どもが楽しんでいる姿を見るのはいつだって幸せなものですが、大人が
心底たのしんでいる姿を子どもたちが発見する―。これもまた、【希望】
の絵ではないでしょうか?
アートは人を幸せにする魔法だと信じさせてくれた栗コーダーカルテット
のライヴでした。
実はこの魔法、じわじわとある欲望をも喚起します。
そう、笛が吹きたくなるのです。ウクレレを奏でたくなるのです。
栗コーダーを聴くと楽器が無性に欲しくなります!
小生にとっては中学校を卒業して以来の、ついぞ忘れていた原始的な欲求
です。下手でもいい。かまわない。ただ楽器を演奏して、自分の音を誰か
の音に重ねてみたい。重なり合った音色はどんなふうに響くのでしょう?
和音とは、「誰か」がそこに居ることで何倍にもなる幸せです。
もっと多くの人達が、実際に【ライヴ】の場へと足を運んで、一緒に演奏
したり、歌ったり、踊ったり、演技をしてみたらいいのにと思います。
部屋に居るだけでは、共鳴しない和音があります。
というわけで小生、栗コーダーカルテットの四人組を、これからもずっと
見守って行く所存。
それにつけても、今、欲しくてならないのは黄みどり色のアンデスです!
この鍵盤ハーモニカを所持する友人のなんと多いことよ...。
あけぼのアート&コミュニティセンターの貸出スペースについては、下記
までどうぞお問い合わせください。かく云う小生は二千円で音楽室を借り
ようか思案中...。
※ 栗コーダーカルテット オフィシャルウェブサイト
http://ameblo.jp/kuricorder/entry-10519127330.html
※ あけぼのアート&コミュニティセンター
http://www.concarino.or.jp/akebono/
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第27回 栗コーダーカルテットの魔法
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