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第5回 近っ!!でも慣れれば心地いい?!

韓国語の授業が終わって教室を出ると、1階の入り口のところで中国人の友達、玲燕が待っていた。(韓国では、外国人向けの韓国語クラスに通っていました)

「今日は昼何食べようか~」と言いながら、彼女は私の手を取って歩き出す。彼女はいつも私といるとき、手を繋ぐ。35℃を超える暑い夏の日で、手のひらがべたべたになっても・・・。

これは別に彼女に限ったことではなく、中国人も韓国人も同性の仲のいい友達とは手を繋いだり、肩や腕を組んだりする。「仲良し」の証として、相手の体に障ることは普通のことだ。男性同士でも、手を繋いでいるのはあまり見ないけど、肩を組んだり、腕を組んで歩いているのは見たことがある。

日本で見たら「!?!?」と思うかもしれないけど・・・。なぜ日本人がそれをおかしいと思うかというと、日本は他人の身体にあまり触らない文化だからだ。触らないだけでなく、近くに寄るときでも、接近しすぎずある程度の距離をおく。自分のテリトリーに相手が入ってくることに抵抗があるのだ。それは、親子でさえもそう。抱き合ったり、手をにぎったり、顔に触れたりすることはあまりない。(幼い子供を除く)
だから、日本人は欧米式のハグや挨拶で頬にキスするのに戸惑う人も多い。仲のいい韓国人や中国人が、話をするとき息がかかるくらいの距離に近寄ってきたり、冗談でぺったり密着してきたら、「えっ?!近っ!!!」と思ってしまう。

そういうわけで、韓国人や中国人の目には、どうしても日本人は冷たくよそよそしく映る。仲良くなっても、自分は受け入れられていないんじゃないかと悲観したり、不安になったりする。お互いに文化が違うと理解し合うには本当に時間がかかる・・・。

初級の韓国語の授業で、学生がお互いに自己紹介をし合い、最後に握手をするというゲームをしたときに、中国人の学生は思いっきり近づいてぎゅうっと手を握るのに、日本人の学生は一歩後ずさりして、困ったような顔をして相手の指の先だけを軽く握っているのが印象的だったと、担任の先生が、私が中級になって韓国語がある程度理解できるようになってから話してくれた。
私も、韓国の友達も中国の友達もやたら触ってくるし、くっついてくるし、手を繋ぎたがるので、最初の頃ちょっとびっくりして手を引っ込めたことがあるが、相手は「私のこと嫌いなの!?」とかなり凹んだ様子・・・。でも、握ってくる手がすごく温かくて、あ、そうだ、人って温かいんだなぁって、再認識した。握られた手から友達の存在をすごく感じたし、外国人の私を友達として大切に思ってくれている気持ちが伝わってきた。

今は韓国人や中国人と仲良くなると自分から手を繋ぐ。別に無理して合わせているんじゃなくて、私はこれが結構気に入ったから。たまには友達を身近に感じてみるのも、いいかなと思う。


(2007年07月19日)

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