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第4回 名前知らない。でも友達

韓国の大学の韓国語クラスに通っているとき、他の班にかわいい中国人の女の子を発見!友達になりたくて、その子がいつも一緒にいるグループの中国人の男の子が私の友達だったので、彼女の名前を聞いてみたら、驚くべき返事が返ってきた。
「え~っと、あいつなんて名前だったっけな。張ナントカ…、実ははっきり知らないんだよ」
「いっつも一緒にいるじゃん。なんで知らないの!?」
「知らなくても困んないもん」
仲良くしているのに、お互いの名前を知らない。友人の中国人の間では、よくこういうケースがあった。
 言われてみれば、中国人同士が話しをするとき、呼びかけるとき以外はあまり名前を呼ばず、常に「你(ニィ)あなた」という代名詞で代用する。なので、名前を知らなくても会話が成り立ってしまう。
例えば、
「今日あなた何の授業あるの?」
「リスニングと会話だよ。あなたは?」
「朝から精読の授業。そうだ、終わったらご飯食べに行こうよ。あなた何時に終わるの?」
「12時かな。あなたの食べたいものでいいよ」
「この前あなたと冷麺食べに行ったから、今日はプテチゲにしよう」
などと、一度も名前が出てこない。なので、必要に迫られない限り、改めて名前を聞いて覚えなくてもいいのだ。日本語では仲のいい友達を名前で呼ばず、何度も「あなた」などと言ったら、ちょっと失礼な印象を受けるが…。

韓国人も基本的には、日本と同じで相手の名前を呼ぶので、知り合ってすぐ名前を尋ねられることが多い。「당신(タンシン)あなた」という言葉はあるのだが、使用頻度は低い。

同じ韓国語クラスの中国人が「你」と同じ要領で「당신(タンシン)」を連発してしまい、韓国語の先生に直されることがよくあった。

中国人は第三者を指すときも、その対象が目の前にいるいないに関わらず、名前を呼ばないで、代名詞を使い「他(タァ)彼」「她(タァ)彼女」と呼ぶ。

知り合った人全員の名前を必死に覚えようとしている私に(中国人の名前はみな似ているので最初は非常に覚えにくかった。)中国の友人たちが、
「『你』とか『他』で別に問題ないよ。名前を呼ぶより親しい感じがするでしょ。」
というのを聞いて、こういうことでも考え方が全く違うんだな~と感じるのと同時に、
まぁ、急いで覚えなくても必要なときでいいかぁ~と染まりつつある私がいた。

* 編集部注 ブラウザの設定によって、中国語・韓国語が表示されない場合が あります。表示させるためにはフォントをインストールしてください


(2007年07月12日)

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