ある日曜日、友人と二人で街にでて、あまりに歩きつかれたのでマッサージへ。北京の街中では、よく「按摩」「推拿(トゥイナ)」の看板を目にする。「盲人按摩」と書かれているところも多い。
(※「推拿」とは、中国の伝統医療のひとつでマッサージというより、整体に近いもので、ツボを推したりもんだり、摑んだりして身体の調子を整える施術。)
マッサージ店は、マンションの一室でやっているところから、高級エステのような店構えのところ、お店の人も専門的な勉強をしていて資格をとっている人から、この人に揉んでもらって大丈夫かな・・・というような人まで様々。
朝陽区にあるそのお店は、外観は中華風。赤い小さな提灯がいくつもぶらさがっていた。こういう建物は、外国人にはウケがいいだろう。繁華街の大通に面しているので、外国人観光客の目にも留まりやすそうだ。
入り口には、全身マッサージ、部分マッサージ、足療(足裏マッサージ)、耳ツボマッサージ、刮沙(牛の角から作った櫛のような形のへらで、身体をこする施術。毛細血管を刺激し、血流を良くし、毒素を排出する効果もある。)などと書かれていた。金額は、40元から140元で良心的。案内された部屋は、中国風のシーツがしかれたベッドが二つある清潔な(中国ではここが重要)部屋。全身マッサージをお願いすることにした。
マッサージ師さんは、一人は頑丈そうな男性、もう一人は折れそうに細い女の子。二人とも目が不自由な方のようで、女の子の方が私の担当になった。ベッドには丁度頭を置く位置に穴が開いていて、まずうつぶせになって、そこに頭を入れる。こんな細い子で大丈夫かしら・・・と、「強めにお願いします」と頼んだが、そんな心配は一瞬で吹き飛ばされる。彼女は肩からもみはじめたが、「ギャァッ」と叫びたくなるほどものすごい怪力。肩胛骨の下あたりにきたとき、あまりの痛さに「イテテテ!」と飛び上がると、「ここはツボなの!我慢してね!!」と、押さえつけられた。
腰を揉んでくれたときに、「あら・・・ここ痛いでしょう?もしかして、アナタ○○が悪いんじゃない?」と、私の身体の問題のある部分をぴたりと言い当てたので、びっくり。「中医(中国医学の病院)にかかってみたら?漢方薬が効くと思うんだけど・・・」とアドバイスまで頂戴した。
私が「日本人だよ」というと、「あるおばあさんが孫の小さな女の子と一緒にここに通ってくるんだけど、その子のお父さんが日本人で、その女の子は日本語と中国語両方しゃべれるのよ。」と言った。日本と中国の国際結婚も増えているので、こういう話はよく耳にするようになった。
背中側が終わると、今度は仰向けに。頭と再度肩を丁寧に揉みほぐしてくれた。終わった後は、身体が軽くなった感じ。飲み物のサービスもあった。帰りに受け付けにいた女性店長が、外国人だと気づくと名刺をくれて、サービスはどうだったか気になるところはなかったかと尋ね、外国のお客さんにもたくさん来てほしいと言った。私は、お店もきれいだし価格も良心的なので、ここなら外国人も安心して来店できるだろうと率直な意見を言った。こういうサービスのいい店が増えるのは嬉しいことだ。
全身マッサージ1時間で116元。オリンピック割引で、20元ほど値引きしているのだそうで。今度は、足裏もしてもらいたいな・・・。

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第81回 北京レポート⑬ マッサージ
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://spiritlink.80code.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1533
住所は解りませんか