中国で。食事のとき、食べ物が箸でうまくちぎれないと友達が言う。
「カコ、ちょっと手伝ってよ!」
私の箸で、食べ物の端っこをおさえてくれと言うのだが、
日本人の私は、箸と箸で食べ物をつかむことはできん!!と躊躇してしまう。
結局私がモタモタしているあいだに、違う人が手伝う。
よくこういうことがあるので、やっぱりちゃんと説明しておこうと思って、日本では箸と箸でものを掴むと、火葬場の骨拾いを連想させるためタブーなのだと説明すると、みんな驚いていた。
日本には様々な箸の作法があり、タブーもたくさんあるんだよ、と「迷い箸」「ねぶり箸」「探り箸」などの説明をすると、
中国人一同「えぇ、めんどくさい~。」という反応。
ま、そう思うのも無理はない。中国ではこういう食事のマナーって、あまり厳しくないのだから。(「立て箸」(ご飯に箸を突き刺す)は中国でもタブーだけど)
・日本では食事中は大声で話したらいけないけど、中国では問題ない。
・テーブルの上に魚の骨や、食べかすなどを置いても(吐き出しても)、マナー違反ではない。→テーブルの上が汚れてもいい。 (レストランなどでは、殻入れがでてくるところもたまにあるけど。)
・肘をついて食べても大丈夫。
・取り箸は使わない。
・日本では残さずに食べたほうがいいけど、中国では残したほうがいい。全部食べると足りなかったという意味になる。
・冷めたご飯は食べない。必ず暖めて食べる。(冷たいご飯は身体に悪いと思っている)
・魚を食べるとき、片面を食べ終わったらひっくり返して裏面を食べてはいけない。船が転覆することを現し、不吉であるといわれている。(日本でも実は裏返すのはマナー違反)
このほかにもいろいろあるけど、食事のマナーについては、中国はおおらか。楽しく食べるというのを第一に考えているそうだ。
中国の女の子たちと同居を始めた頃、みんな私の食べたあとをじろじろ見て、「ふう~ん。日本人てきれいに食べるんだね。」と言った。魚を食べていて、骨はどこに出そうかな、とティッシュペーパーを探したら、机の上を指差して「ここに出して。遠慮しないでっ!」と言われた。
日本人から見ると食べ方が汚いと思うかもしれないが、習慣の違いなので、もう私は今は気にならない。外国に行く前に、言葉のほかに、こういった食事等に関わる習慣について少し調べておいたほうが、最初から生活がスムーズに始められるかも。

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第56回 箸と箸はあかん!
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