韓国滞在中のある日。韓国の中国人街のさわやかな朝・・・のはずが。夢の中でまどろんでいたら、なんだか頬のあたりが冷たい。
目を開けてみたら、ありえない・・・。家の中に雨が降っている。雨漏り、というか土砂降り。天井から雫が、すごい勢いで落ちてきていた。
「ぎゃぁ~~~~!!!」
ルームメイト全員をたたき起こす。布団はべちゃべちゃ、壁もふやけている。
韓国の家は立て付けが悪く(高級マンションは別です)、雨漏りがひどいことが多かった。新築一ヶ月でも、雨漏りがある場合も・・・。いつも決まったところから漏れてくるので、即バケツなのだけど、このときはバケツで対応しきれないくらいひどかった。
ルームメイトたちは飛び起きると、大慌てで本や電化製品など濡れたら困るものを避難させた。 土砂降りの原因は、大家さん上の階からホースで水を撒いてアーパート中の階段と廊下の掃除をしたからだったのだが・・・、そんなことで水漏れするようじゃ、大雨の日はどうするんだ!?今後掃除の度に大雨降るんか!?と、不安になる。
ルームメイトたちは、みんな怒り心頭だったが・・・韓国語ができないのでいつも代表で文句を言うのは私。
みんなで連れ立って階段を上がり、鼻歌交じりに床を磨いている大家さんのおばちゃんに一言。
「天井からすごい勢いで水漏れてきたんですけど」
「あ~、水撒いて掃除してたからだね。もう終わったから大丈夫!」
「布団とか家の中のもの濡れたんですけどー」
「じゃそのへんに干しときな。盗られたら困るなら屋上に干せば」
(治安が悪いので、外に物を置いておくとよく盗まれるのです)
みんなおばちゃんに対してブウブウ言っていたが、しょうがなく部屋に戻る。家を修理するとか、そういう話はないのか・・・。 謝罪の言葉は最後まで聞けなかったし・・・。
とりあえず「雨」がやんだので、雑巾がけして、布団を干して、ぬれてない毛布を出してきて床にひいて・・・、もう一度寝た(笑)。みんな夜勤あけで疲れていたのだ。
布団に入りながら、
「中国でもよくあることよー。しょうがない。」と、誰かが言った。
日本ではあまりないけど・・・。万が一同じことが起こったら、補償問題でたいへんなことになるだろうし。彼女たちの寝息を聞きながら、彼女たちも絶対に謝らない大家さんのおばちゃんもたくましいこと・・・と思った。

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