日本語と中国語には、同じ漢字を書いても意味が異なるものがある。正確な文章は思い出せないのだが、以前、「勉強していたら、妹が怪我をしたという電話が入って、急いで汽車に乗って帰省することに・・・、」のような文を日本語が全くわからない中国人の男の子が見て、
「この文章の意味解るよ!『無理強いしたので、妹が電話で私を責めた。急いで車に乗って帰った』でしょ!?」
と、自信たっぷりに言ったことがあった。
この文に出てきた漢字は中国語では、
勉強:無理である、無理強いする。
怪我:私を責める。
汽車:自動車。中国語では汽車は「火車」と書く。
という意味になる。彼は漢字の部分だけをみて、このような解釈を導き出したのだった。
「手紙」が中国でトイレットペーパーを指すのは有名な話だけど、他にも以下のものなどが日本語とは違う意味で使われている。
愛人:妻、または夫を指す。夫婦の片方を呼ぶときに使う。日本語の愛人の意味では「情人(チンレン)」を使う。
対象:恋人のこと。
走:歩くこと。日本語の走るの意味では「跑(パオ)」を使う。
去:行くこと。「我去学校」で、「学校に行く」という意味。
湯:スープのこと。普通のお湯は「熱水(ラーシュイ)」と言う。
読書:日本語の読書の意味もあるが、主に「学校へ行く、勉強する」の意味で使われる。
清楚:明確である、はっきりしていること。
猪:豚のこと。中国の食堂でメニューに「猪肉」と書いてあったら、「豚肉」のこと。猪のことは「野豚」という。
結束:終了する、終わらせること。
中国人が「她是我爱人」と言ったら、「彼女は私の愛人です」という意味ではなく「彼女は私の妻です」言っている。中国人は日本では「愛人」が「情人」を指すということに驚く。温泉ツアーのチラシの「足湯」や「女湯」「美人の湯」などとという言葉を見て、「足のスープって何だろう?美人とか女性って、美容にいいスープのことかしら」と言った人もいる。
中国で作られた漢字は日本に伝わった後、いつどのように意味が変わってしまったのだろう。中国に旅行したら、漢字を書けばある程度伝わるので中国人と筆談することもあると思うが、上記のような言葉には注意が必要だ。
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