北海道のみなさん、こんにちは。
先週末から、今週にかけて、
3泊4日で、四国の高知県へロケに行っていました。
ロケで四国に行くのは、5〜6年ぶりでしょうか?
その前は、さらに10数年から20年くらい前にさかのぼり、
四国でロケするのは、今回で4回目。
九州や北海道はもちろんのこと、沖縄に比べても、
四国は、なかなか行くチャンスのないところです。
どうしても四国に行かなければならない理由があるとしたら、
まず、川でしょうか?
CMの企画で、しばしば、清流や渓谷の「懐かしい景色」、
「ホッとする景色」を舞台するものがあります。
あまり人の手が入っていない、自然で美しい景観、
そして澄んだ川の水を求めるなら、
まず、四万十川の名前が挙がります。
逆に言えば、この「水の国」、「川の国」である日本で、
写って欲しくないものがない川の景色には、あまり選択肢がない。
とても、残念なことです。
まして、今回は、まだ十分に、木が緑になっていない季節での撮影。
清流があるとすれば、山がちなところになるので、
自然の変化ももうひとつ遅いのです。
が、さすがに、四国。その最南端の高知。
九州や本州のどこよりも、ほんの少しだけ早く、
春が訪れていました。
そして、今回の四万十川ロケになった、というわけです。

ロケハンやロケで、必ず食べていたのが、鰹のたたき。
その次に多かったのが、川エビやゴリ(川の小魚)の唐揚げ。
青のりを天ぷらにしたものや、鮎、天然のうなぎ、
魚のすり身を揚げたもの、筍や山菜もよく食べました。
いえ、別に、豪華な料亭に行ったわけではないんです。
居酒屋でも、お昼のお弁当にも、それらがよく登場しました。
誰かが、ふと、言いました。
「高知は、川のものも海のものも食べられる、豊かな土地柄だね。」
まさしく、そうです。
四万十川の河口、海の近くでは、黒鯛なんかが捕れるそうです。
海、川、山。確かに、三者三様の味が、
ごく自然に交わっている土地柄かも知れません。
それに、高知は、日本でも有数の
酒造りの盛んなところでもあります。
なんとも力強い味の、高知の酒。
強い日差しと肥沃な土が育むお米と、
おいしい水があってこそ、なのではないでしょうか?
それにしても、四万十はアクセスが悪い。
高知空港から、中村市を経由して、3時間以上車で移動して、
ようやく適度な川幅で景観の美しい上流にさしかかります。
途中、車がすれ違うのがやっとの「国道」を通って。
その、アクセスの悪さがあってこそ、
四万十の清流は守られているのだと思います。
でも、10数年前、20年前の記憶が、
もうひとつ、たどれないのです。
確かに、このあたりを、かつてロケハンしたり、
ロケしたりしたはずなんだけど、と思うのですが、
どうも、ピンと来ない。
地元の人によれば、「四万十の水もにごった」とのこと。
よく見ると、河岸工事が進んだのか、
河口に近いほど川岸のコンクリートや、
土手に積まれたテトラポットが目につきます。
至る所に、以前の何倍も、
積極的な観光ポスターも貼られています。
特産物を売る「道の駅」も、いくつかできていました。
たまたま出会った漁師の人が、
「最近は川魚が釣れなくなった」と、
あたり前のことのように言っていました。
もちろん、撮影や観光の目で見る限り、
四万十川は、十分に美しく、
穏やかな山並みに囲まれ、水は澄んでいて、
沈下橋が、相変わらず、風景をのどかに見せていました。
今回のように、短い滞在で、本当の変化は、
十分に伺い知ることができなかったけれど、
ほんとうのところ、どうなんだろう?
少し、心配になりました。
たまにそこを訪れる者の、
都合のいい言い分かもしれませんが、
10年後も、20年後も、
清流や渓谷での撮影となれば、いちばんに名前の挙がる、
「美しい四万十川」であって欲しいものです。

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第74回 美しい四万十川にて
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四万十市在住の者です。
四万十川・・身近過ぎて、なんでこれほど有名になったのか、わからないのが正直なところです。
きれいな川なら、他にもあると思うんですが・・。
昔と比べると、水量は減り、川はにごり、魚も減ったのは確かですね。
でも、まったりとしたのどかさは、あまり変わってないのかも知れません。
ここらでは、幡多時間って言ってますが・・。
清流四万十・・いつまでもその通りの川でいてほしいです。
すみれの母さん、
コメントありがとうございます。
岐阜出身のぼくは、
故郷にあんなにきれいな川があるのに、
どうして、もうひとつ有名にならないのか、不思議です。
でも、撮影するという目で改めて見直すと、
川の美しさばかりでなく、周囲の風景、
電線がないとか、ビルが建ち並んでないとか、
看板や、コンクリートが目障り、
などということがない川の方が少ないのです。
そして、それが四万十川にはあるのです。
いつまでも美しい四万十川であり続けて欲しいと願っています。