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第7回 北海道はニュートラルだ


北海道のみなさん、こんにちは。

7月、ぼくは頻繁に、北海道に足を運びました。
こうしてここにコラムを書かせていただいている間に、偶然にも北海道でCM撮影するチャンスが巡ってきたのです。
8月18日から19日にかけて放送される「24時間テレビ 愛は地球を救う」のなかで流れる、60秒のスペシャルCMを北海道で撮影することになりました。
普段は15秒や30秒のCMが中心ですから、60秒CMともなると力が入ります。
ロケハン(撮影場所の下見やご出演いただく方との面談など)で2日ずつ2回、撮影で3日と少し、述べ9日間。
過去、ぼくが北海道でロケした中でも、もっとも手間がかかり、滞在期間の長い仕事になりました。

北海道で撮影した理由は、ご出演いただいた方が、たまたま札幌にお住まいだったから。
だから、いつものCMのように、「いかにも北海道らしい風景を探す」という縛りはなにもなかったのです。
にもかかわらず、気がついてみたら、ぼくは、夏本番直前の、緑豊かなこの季節、どこを向いても北海道らしい風景の中で撮影をしていました。
ロケハンや撮影の合間に、当ウェブマガジンの関係者の方たちとも、直接お会いして親しくお話させていただく機会に恵まれました。
たっぷりと、北海道らしい風景と、北海道に住む人たちの人柄に触れたわけです。
そして、ぼくには、ひとつのキーワードが生まれました。

ニュートラル。
直訳すれば、「中間的」「偏りのない」あるいは「どこにも属さない」などとなります。
もう少し感覚的に言うと、「こだわりのない感じ」とか、「サラサラした感じ」でしょうか?
それは、ぼくが好きな音楽やアーチストに共通する感性であり、CMを作る上では、ぼくがもっとも大切にしている姿勢です。
(常々、クライアントにも視聴者の人にも偏らない姿勢で、CM作りをしたいと思っています。)
ニュートラル。それを、今回、北海道の風景と人に、強く感じました。
言うまでもなく、ぼくの、とても好きな感じです。

日本でありながら、どことなく、日本に属さない風景。
家柄や土地に、あまりとらわれていないように見える、サラサラした人柄。

この感じ、実は、ずっと前からニュージーランドという国に感じていたことです。
そして、あらためて、思いました。
北海道は、ニュージーランドに似ているなぁ、と。
どちらの場所にも、ぼくはニュートラルな何かを強く感じます。
ちょっと、北海道で撮影したCMと、ニュージーランドで撮影したCMを比較してみたくなりました。
ニュートラルな風景や人柄とは何かが、すこしわかるかもしれませんよ。


(2007年08月02日)

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