北海道のみなさん、こんにちは。
先週末、ぼくは短い休暇を取って、長野県・蓼科にある別荘に行き、そこから志賀高原あたりまでドライブして、紅葉を楽しんできました。
蓼科は、まだ一、二週間見ごろには早く、標高1500メートルを越した志賀高原で、ジャスト紅葉狩りのシーズンでした。
北海道と一口に言っても、場所や気候によって、微妙に紅葉シーズンもずれているのではないでしょうか?


上2枚の画像は、1997年に富士山周辺で、下2枚は、1998年に飛騨高山で撮影したJR東海のCMです。どちらも近畿・東海地方で、撮影した翌年の夏から秋にかけてオンエアーされました。
これなどは、撮影の一ヶ月以上前から、制作会社の人たちが、まず現地の紅葉情報をチェックしてスケジュールを割り出します。
そのスケジュールに従って、先に彼らが、その後主要なスタッフが事前に候補地をロケハンし、そこで正確な撮影日やカメラポジションを決め、もう一度、今度はスタッフ全員で出かけて撮影をするという手順を踏みます。
そこまでやるから、いま見ても、確かに見事な紅葉が撮れていると、我ながら思います。
富士山や、電車が景色の美しいところを走るポイントなどは、結局、多くのアマチュアカメラマンが大勢集まるような場所で撮影することになりがちです。
とりわけ、マニアの間で有名な富士山周辺の撮影ポイントともなると、ぼくらがロケハンをして、ベストな撮影時間とした頃に行くと、すでに2~30人のアマチュアカメラマンが占拠していて、カメラを構える場所にも苦労をするなどということがありました。
そこで撮った映像は、当然、どこかで見たことがあるようなものになりがちで、ぼくらも「絵葉書みたいだ」と言って、避けようとするのですが、やっぱり見れば見るほど、探せば探すほど、そこしかないという結論になるのです。
だから、CMだけ見ていると、静かでひっそりした絵葉書のように美しい風景でも、撮影時には、カメラの周囲に、何十台ものカメラが並んでいるという、ちょっと不思議な光景がそこにあったりします。
富士山の麓、本栖湖の有名な場所で撮影した時のこと。
アマチュアカメラマンに負けじと、我々撮影隊も、まだ暗い夜明け前に行くのですが、それでもすでに何人か三脚を立てている人たちがいます。
そんななかに、何度も顔を合わせるので、我々が、ちょっと親しくなった人がいました。
まだ30代後半か40代の若さで(普通、こういう場所に集まるアマチュアカメラマンは、60過ぎのリタイアーした人が多いのです)、見ると、彼の乗っているワゴン車には、布団や寝袋まで積んであります。
何をしている人なのか、ちょっと不思議に思ったのと、風貌がどことなく西田敏行風なので、ぼくらは密かに「浜ちゃん」と呼んでいました。
彼は、紅葉シーズンが始まると、北海道からスタートして、東北、富士山へと南下して、紅葉を撮影するのだそうです。
その彼が言った言葉が、忘れられません。
「北海道の紅葉に敵うところはないよ!」
いえいえ、北海道のみなさんへのリップ・サービスではありませんよ。
それ以来、いつかは、富士山を望む紅葉も敵わないという北海道の紅葉を、いつか見たいものだと、ぼくは思い続けているのです。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第18回 絵葉書のような、ジャスト紅葉のCM
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