北海道のみなさん、こんにちは。
1998年の夏、北海道で、味の素のピュアセレクトマヨネーズという商品の撮影をしました。
タレントは、SMAPの香取慎吾さん。

当時は、香取さんが味の素のCMに出始めて間もない頃。
確か、彼が大のマヨラー(って懐かしい言い方ですね・笑)だというのがきっかけになって、CM出演が決まったのだったと思います。
以来10年以上、味の素との契約が続いていて、香取さんは、現在も冷凍食品やマヨネーズのCMに出演しています。
この時の企画は、彼が、草原の大きな卵の前に立って、こどもたちといっしょに歌ったり、「ピュアセレクトマヨネーズは、新鮮な卵を使っている」というメッセージを話したりするCMを作るというものでした。
撮影は、8月はじめだったと思います。
ということは、もう梅雨明けしているわけですから、東京から近い、千葉や長野あたりの牧場が撮影の候補地にあがってもよさそうなものでした。
でも、結果的に決まったのは、北海道の千歳空港から30分ほどで行ける牧場。
羽田から飛行機に乗って、2時間もしないうちに撮影現場に到着できるアクセスの良さです。となると、北海道ならではの風景のスケール感、雨の降らない確率、出演するこどもたちの集めやすさなどから、「北海道がいい!」となります。
それに、香取さんがCM撮影のために空けてくれたスケジュールは、わずか一日。
天気予備もありません。
本来なら、スタジオで撮影するべきスケジュールですが、あえてオープンを選択したのは、卵の鮮度の話をするには、自然のイメージがどうしても必要ということと、この企画と設定なら、しっとりと曇っていた方が、かえってやさしい、いいトーンになるという計算があったからです。小雨程度なら、画には写らない。土砂降りの雨でなければOKだ。いや、待てよ。土砂降りの雨!?台風が来たら、どうする?いや、北海道までは来ないだろう・・・・。思い出しました、打ち合わせでそんな話をしたことを。
さて、撮影当日、天気は、予定通りの?曇り空です。
千歳空港から直接撮影現場入りした香取さん、「香取慎吾くんでーす!」と言って、ぼくに握手を求めてきました。
その調子で、あっと言う間に、子どもたちとも打ち解けます。
場の空気を読んですぐになじむ術や、自然体のままで要求された演技をこなす術は、天性のものとしか言いようがありません。
つまり、それは限りなく天才子役に求められる資質に近いもの。
そう言えば、撮影から2年も経たないうちに、慎吾ママの「おっはー」(2000年流行語大賞)で一世を風靡しましたね。彼自身が子どものような感性の持ち主なのですから、子どもを引きつけるのはたやすいことでしょう。
このCMの中でも、アスパラにマヨネーズを乗せて、一気に口に入れるというシーンがありました。
この、「おいしそうに食べる」という行為だけは、演技でできるものではないようです。
長い間、味の素のCM(Cook Do )にレギュラー出演していた木梨則武さん同様、香取さんは、「おいしそうに食べる」ことに関しても、天性のものがありました。
クライアントとの契約が長く続くわけですね。
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第16回 味の素マヨネーズの撮影~千歳
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